風景描写が繊細すぎる!話題の新作“迷子型”アクションアドベンチャー『rain』をプレイしてみた

 

10月3日に配信開始されたSCE渾身の話題作『rain』は、夜の街並の中に1人放り出された迷子の主人公を操り1人の女の子を追いかけるという異色の迷子型アクションアドベンチャー。迫り来る怪物を前に逃げるしかない恐怖感とリアルすぎる雨描写は必見。

雨の降る夜の街中で主人公となる少年はその姿を失った“透明な少女”と、それを追う怪物を目撃する。

気になってその後ろを追いかける少年、そして扉をくぐり、少年もまた姿を失った―――

SCEが10月3日にリリースし、今話題を呼んでいるアクションアドベンチャー『rain』。その圧倒的な世界観、とりわけ作品内でキーとなる“雨”の描写はさすがSCEと呼べるほどの渾身の出来。どっぷりとその世界観に浸かりながらプレイしたいタイトルだ。

 

少年が姿を失うまでのストーリーを描いたプロローグは水彩画で描かれた絵本のような描写。青基調の淡い色使いがどことなく“雨”を意識させる。

 

雨に当たることで姿を失ったことに気付く少年―――

1つ1つの描写が繊細に描かれている『rain』。雨音は勿論、その雨に濡れた路を走る足音、世界観を演出するBGM、ストーリーとなるテキストにいたるまで、その全てが画面の中で調和している。

 

中でも画面に表示されるテキストの配置は秀逸で、その世界観を壊すことなく背景に溶け込む形で表示されるところがGOOD。

さりげなくユーザーを導くテキストのお陰で、ストレスを感じることなくストーリーを進められた。

『アクションアドベンチャー』と銘打ってはいるものの、どちらかというとストーリーを“読む”感覚に近くゲーム自体の難易度はさほど高くない。

その上、先に進めなくなり“詰んだ”状況になるとhintが表示され、先へ行くための手順を丁寧かつ簡潔に教えてくれる。

 

今回、“透明な女の子”とともにストーリーに大きく関わってくる『怪物』。彼らを直接倒す術はなく、姿を隠しながら逃げなければならない。最後までプレイすれば彼らが何者だったのかも自ずと分かるはず。気になる人はぜひ最後までやってみよう。

最後に、『rain』に関連した天気予報をご紹介―――

現在、『rain』プロモーション活動の一環として10月3日よりオフィシャルサイトや各ゲーム関連サイトで“雨が降っている”とのこと。「なにを言っているかわからない」というアナタ、ぜひ下のURLをご覧いただきたい。

なお以下のURLは期間限定での公開、とのことで気になる方はさっそくトライしてみよう。

http://pscom.jp/rain_sp

Rain | プレイステーションRオフィシャルサイト

http://www.jp.playstation.com/scej/title/rain/

(ライター:オダツカナ)

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