日本でタブーとなった『TSUNAMI』をあえて芸術品にした衝撃のアート

日本では震災後『津波』と言うキーワードを利用した制作物に対し割と億劫になっております。理由は様々だが、最も多い理由としては亡くなった遺族の方への配慮や世間からの批判などを考慮し、あえて触れないほうが身のためでもあると考える方が多いからではなかろうか。もちろん津波を取り入れた作品を作ってもよいのだが、映画・アニメ・ゲーム・音楽と津波に関する題材は自主的に扱わない方向になっている。さてこちらの本のアートはそんな津波を題材にしたものです。


こちらの作品は本を彫刻しアートとして仕上げるGUY LARAMEE氏の作品だ。数ある作品の中で2011年3月に発生した東日本大震災をうけ作成されたこちらの「TSUNAMI」と言う作品は我々日本人にとって非常に興味深い作品になるのではなかろうか。

本は広辞苑を利用し、躍動感あふれる津波の様子を非常にリアルに描いている。津波の形状と書の1ページ1ページがめくれる様子が非常によく似ており、うまく表現したなと感銘を受ける。

この作品どのように作るのかは不明だが、恐らく上部をコツコツと削っていき、でこぼこの立体感を作る。ただそれだけだとページがめくれる恐れがあるのでスプレーノリか何かで固め、最後に色を塗って仕上げるのだろう。

東日本大震災の影響で、映画やアニメで津波のシーンがカットされたりゲーム内の呪文の名称が変わったりと、津波自粛ムードが漂う日本に新たな息吹を吹き込む作品となりそうだ。

GUY LARAMEE氏の作品はこの他にも、目を疑うような作品が取りそろえられているので興味があれば是非見ていただきたい。

 

GUY LARAMEE氏のHP
http://www.guylaramee.com/index.php
【記事参照】
http://bit.ly/10rKIku

(ライター:たまちゃん)

12 COMMENTS

秒刊名無し

こんなもん記事にするとか身内や知人に被害者がいないからできる愚行
ただ腹が立つわ

秒刊名無し

外人が何を作ろうが勝手。私たちは、外国の芸術まで口出しするなんて愚かなまねはしない。
で、湯川さん。
この記事の掲載意図は?
炎上させたいなら、もっと怒りを煽る書き方しないとwww

秒刊名無し

億劫の読みは「おくびょう」じゃないですよ……
校正が億劫になったんですか?

秒刊名無し

不謹慎とかは思わなかったけど、広辞苑でやる意味がわからなかった・・・

秒刊名無し

ツナミが来ても、
またそこへ住みついちゃうのが、怖い。
未来の人たちが、また被害に合うのに。
「人間よ、どこにでも住むな」というメッセージだろ。

秒刊名無し

芸術家はただのマスターベーションが多い
コレを見て津波は美しいとでも言って欲しいのだろうか
皆がやらないからあえてとかだったらただの天邪鬼なだけで
芸術性なんて無い

秒刊名無し

>あと津波っていうより高波に見える
未だに海外では津波の原理を理解してないですね
2004年インド洋大津波以前はダイダルウエーブ(高波)って言ったし
伝搬運動である波と位置エネルギー移動を伴う津波は物理的に別物で
その被害は桁違いなんですけどねえ
津波の来ない海岸線なんてあり得ないのに結局他人事なんですよね
過度な自粛は良くないですけど、無知無理解の伝播は勘弁してほしいものです

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